信託についてよくある質問-信託っていったいいくらかかるの?

家族信託(信託契約、遺言信託、自己信託)の中で一番多く利用されているのは信託契約ですが、それに関する手続費用は次の5つとなります。

  1. 提案書の作成費用
  2. 信託の契約内容を決める費用
  3. 信託契約書の作成費用
  4. 信託契約書を公正証書にする費用
  5. 不動産を信託する時の登記費用

次にそれぞれの手続費用の詳細と具体例を説明します。

 

①提案書の作成費用 7万円(税抜)

初回の無料相談を基に作成した提案書です。もし2回目の面談まで進めば、その時に提案書を作成し内容のご説明をします。

なお、次の②以降の手続をご依頼頂いた場合は、この費用は無料となります(提案書の作成までで完結した場合のみ、有料となります)。

 

②信託の契約内容を決める費用

かかる費用は以下のとおりです(税抜)。

信託財産の評価額 費用
~1億円未満 信託財産の評価額の1%(ただし、最低30万円)
1億円~3億円以下  信託財産の評価額の0.5%
3億円~5億円以下 信託財産の評価額の0.3%

これは、提案書に基づき、お客様及び関係者様と納得するまで相談を重ねた上で、信託の契約内容を決める費用です。信託の手続きの流れの中では、最も大事な部分となります。

 

③信託契約書の作成費用 15万円(税抜)

②で決めた契約内容を法務・税務の面から精査の上、漏れや不備なく契約書を作成していく費用です。

 

④信託契約書を公正証書にする費用

目的財産の価額によって変動します。以下が手数料の一覧表です。

目的の価額  手数料
100万円以下 5,000円
100万円を超え200万円以下 7,000円
200万円を超え500万円以下 11,000円
500万円を超え1000万円以下 17,000円
1000万円を超え3000万円以下 23,000円
3000万円を超え5000万円以下 29,000円
5000万円を超え1億円以下 43,000円
1億円を超え3億円以下 43,000円に超過額5000万円までごとに13,000円を加算した額
3億円を超え10億円以下 95,000円に超過額5000万円までごとに11,000円を加算した額
10億円を超える場合 2,490,00円に超過額5000万円までごとに8,000円を加算した額

公正証書は、国の機関である公証役場が作成する証書です。信託契約書は、法律上は公正証書にしなくても有効ですが、公正証書にしておくことを強くお勧めします。

理由は次のとおりです。

  1. 信託契約書を紛失しても、再発行が可能である。
  2. 現金を信託する時は、金融機関で作成した信託口口座に入金する必要があるが、その口座の作成がスムーズになる。
  3. 信託契約書の審査について、契約書作成の専門家だけでなく、公証役場までが関与することになるので、後日の紛争予防が手厚くなる。
  4. 家族信託は、任意後見制度(本人に判断能力がある間に、将来、認知症が発症したときに、任意後見人として生活を支える人を自分で選んでおくことができる制度)と似ている財産管理の機能がある。任意後見制度は、法律で公正証書による作成が義務付けられているので、家族信託もそれに準ずる方法を採るのが相応しい。
  5. 家族信託は、遺言と同じか、もしくはそれを超える機能を有している。遺言者の大多数はトラブル予防のため公正証書としていることを考えると、それ以上の機能がある家族信託も公正証書にするのが相応しい。

また自己信託(委託者=受託者となる場合)などについては、必ず公正証書でしなければいけないことになっています。

 

⑤不動産を信託する時の登記費用

信託財産の中に自宅やアパートなどの不動産がある場合は、その名義を所有者である委託者から受託者に変更する登記が必要となります。

その費用は、次のとおりです。

  1. 法定費用(登録免許税)が、不動産の評価額×0.4%(ただし、土地は0.3%)
  2. 専門家(司法書士など)への報酬が、10万円(税抜)

~以上を基に、次の事例で費用を計算してみます。

(事例)

自宅(土地2,000万円、建物1,000万円)
現金 3,000万円
の合計6,000万円の財産を子(受託者)に信託する場合

(計算)

  1. 提案書の作成費用(無料)
  2. 信託の契約内容を決める費用
    6,000万円×0.1%=60万円
  3. 信託契約書の作成費用 15万円
  4. 信託契約書を公正証書にする費用 43,000円
  5. 不動産を信託する時の登記費用 20万円
      

この内訳
登録免許税  10万円(土地2,000万円×0.3%+建物1,000万円×0.4%)
司法書士報酬 10万円

以上の合計は、993,000円(税抜)となります。

これ以外でかかる費用は、不動産の登記簿謄本などの証明書の手数料で、一般的には、数千円~2万円ぐらいの範囲内で済みます。

 

無料相談ご予約・お問い合わせ

 

ページの上部へ戻る

トップへ戻る

電話番号リンク 問い合わせバナー